戦国時代には北条氏の陣が築かれていたと伝わる三舟山は、君津市貞元地区と富津市吉野地区にまたがる標高138mの丘陵となっており、ゆるやかな山道は軽めのハイキングに最高です。
三舟山展望台からの眺望
三舟山の自然の中の遊歩道、アメニティロードを登って行くと、山頂に展望台が設置されています。この高台からの眺望は素晴らしく、君津市街地から、天候によっては東京スカイツリーなど東京湾の眺望まで楽しむことが出来ます。この展望台からの広々とした景観は千葉眺望百景に登録されています。三舟の里案内所近くの三舟山入り口から山頂の展望台を回る散策路は1周1700m程で、大人の足で歩いて1周約45分程の行程となっています。
駐車場内にある案内看板
展望台より望む三舟の里案内所
春の三舟山
山頂に設けられた展望台
遊歩道は周囲の自然を残した林道となっております。要所要所に案内坂が設置されており、軽めのハイキングコースとして初心者にもお薦めできます。
案内標示板
山頂付近の平らな地形の場は戦国時代に陣が築かれた場所で、三舟山陣跡と呼ばれています。
かつて、この三舟山付近では北条氏と里見氏の合戦が行われたと伝えられています。
北条氏側は北条氏政が合戦の指揮をとり、武蔵の国岩付城(埼玉県岩槻市)の城主太田源五郎氏資(うじすけ)らをこの地に向け、現在のマテバシイの林一帯の小字「陣場」、「陣所」の地に陣を構え、対する里見氏側は、三舟山と対峙する富津市障子谷の「虚空蔵山」、同市相野谷の 「八幡の森」に陣を敷いたといわれています。合戦は北条氏側が敗北し、里見氏の勢力挽回の契機となったといわれています。
歴史を伝えるこの陣跡地は、君津市の次世代に伝えたい20世紀遺産に指定されています。現在、この陣跡地に戦国時代の痕跡は残されておりませんが、現地に立てられた陣跡の謂われの書かれた立て札を見て、この静かな林の中で歴史を感じ取って見てはいかかでしょうか。
住所 | 君津市小香359番1 地図を表示する<外部リンク> |
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問い合わせ電話 | 0439-54-8988 (三舟の里案内所) |
HPリンク | なし |
電車 | JR内房線 君津駅下車 |
バス | 君津駅南口よりコミュニティバス小糸川循環線、内回り 自動車学校前バス停下車、徒歩30分程度 |
車 | 君津ICより92号線君津市街地方面、国道127号線経由、298号線富津岬方面。 所要時間15分程度 |
もより駐車場 | 三舟の里案内所駐車場:駐車台数50台程度:駐車無料 |
大型バス対応 | ○ |
利用時間・定休日 |
三舟の里案内所 三舟山アメニティーロードは常時開放されています。 |
利用料金 | 無料 |
バリアフリー対応 | なし |
英語対応 | 不可 |
備考 |
散策路1周 約45分(1700m) 夏場でも夕方から周囲が暗くなり、足元などの視界が悪くなります。 |