公の施設の管理に関する指定管理者制度

平成15年6月の地方自治法の一部改正により、公の施設の管理に関し、新たに指定管理者制度が創設されました。

このページでは、指定管理者制度の概要、君津市における対応、制度を導入した公の施設などを紹介します。

 ◇制度の概要

　指定管理者制度は、多様化する住民ニーズに、より効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理について、受託者の範囲を公共団体等に限定してきた従来の考え方を転換し、民間事業者等を含めた団体を指定管理者として指定することにより、公の施設の適正な管理を確保しつつ、住民サービスの向上等を図ることを目的としたものです。

　「公の施設」とは、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設で、次の要件を満たすものをいいます。

1. 住民の利用に供するためのもの
2. この地方公共団体の住民の利用に供するためのもの
3. 住民の福祉を増進する目的をもって設置されるもの
4. 地方公共団体が設置するもの
5. 施設であること

君津市では、市営駐車場、コミュニティセンター、公民館、図書館、公園などが公の施設にあたります。

 ◇指定管理者制度と管理委託制度の相違点

 ◇君津市における対応

 ◆平成16年12月

• 庁内に「指定管理者制度導入検討委員会」を設置
• 君津市が設置する公の施設について調査等を行い、指定管理者制度の導入の可否を検討

 ◆平成17年7月

• 「指定管理者制度の導入に関する指針」を策定
• 指定管理者制度の導入に伴う公の施設の検討結果の取りまとめ

 ◆平成17年9月

• 「君津市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例」及び「君津市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に 関する条例施行規則」を制定するとともに、個別の公の施設の設置及び管理に関する条例を改正

 ◆平成17年11月

• 指定管理者の公募を開始

 ◆平成17年12月

• 各部における指定候補者選考委員会を開催

 ◆平成18年2月

• 指定候補者選定委員会を開催
• 選定結果の通知、仮協定の締結
• 君津市議会に個別の公の施設の指定管理者の指定についての議案を上程

 ◆平成18年3月

• 指定管理者の指定、協定の締結

 ◆平成18年4月

• 施設の管理の開始

　君津市では、公の施設の設置の目的、住民の利用状況などを検討し、安定的な住民サービスを提供し、かつ、住民サービスの向上を図るため、より効果的、効率的な管理運営が見込まれる公の施設について、指定管理者制度の導入を図ってまいります。

• 指定管理者制度の運用に関する指針（令和4年8月改訂版） [PDFファイル／783KB]

 ◇指定管理者制度を導入している公の施設