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朝夕はだいぶ涼しさを感じるようになり、また日が落ちるのもかなり早くなったと感じます。10月後半にも夏日を記録するなど、私も執務をしていて暑さに悩まされることが多かったですが、ようやく過ごしやすい気候になってまいりました。
もうすぐ立冬を迎えますので、過ごしやすい気候もつかの間、足早に冬へと移行するのでしょうか。気象庁によると、暖冬だった昨年と違い、今年の冬は「冬らしい冬」になるとのことです。急に冷え込むなど、気温の変化が著しいこの季節、風邪などにかからないよう体調管理には十分お気をつけください。
秋と春が短くなり、四季を感じることが少なくなったと言われる昨今、つかの間の秋を十分に満喫するとともに、短い四季の移ろいを楽しみ、心身ともに健康な状態で冬本番を迎えたいですね。
さて、皆さんは江戸時代後期に曲亭馬琴によって著わされた「里見八犬伝」をご存知でしょうか。ちょうど今、役所広司さん主演の映画「八犬伝」が公開されていることから、興味をお持ちの方も多いのではと推察します。
今、君津市の「久留里城址資料館」では、戦国時代、久留里城を拠点とし、里見八犬伝で有名な里見氏の最盛期を築き上げた「里見義堯」の没後450年を記念する企画展を開催しています。広報きみつ11月号でも特集を組ませていただきました。普段はお目にかかれない大変貴重な資料の展示や関連イベントも行っておりますので、是非お立ち寄りください。
また、本州一遅くまで紅葉が楽しめる亀山湖周辺では、11月1日から「亀山オータムフェスティバル」を開催しています。亀山湖の紅葉は、例年11月中旬から色付き始め、12月上旬に見頃となります。こちらも関連イベントなど盛りだくさんですので、久留里と併せて足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
君津市長 石井宏子