「房総の二五穴群」登録記念！　ミニ展示「二五穴」

令和6年3月、千葉県立現代産業科学館が選する「伝えたい千葉の産業技術100選＜外部リンク＞」の一つとして、「房総の二五穴群（にごあなぐん）」が、新たに選定・登録されました。

久留里城址資料館ではこれを記念したミニ展示を開催します（巡回展）。

ミニ展示「二五穴」

■展示内容　　　

　写真パネルを中心に約30点。ほかに動画の上映。

　（令和3年度企画展「不思議な水の穴」展示パネルの一部）

■見どころ

　君津市指定文化財「平山用水開墾絵馬（ひらやまようすいかいこんえま）」

　（市役所会場では実物大布パネル、資料館会場では実物を展示）

■動画の紹介　

　歴博研究映像「二五穴（にごあな）」

　1 『－この水はどこへ行くのか－』（20 分）

　2 『－水と米を巡る人びとの 過去・現在・未来－』（40 分）

　大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館　製作

　※期間中会場で連続放映

巡回日程

■君津市役所1階ロビー　君津市久保2丁目13-1

　令和6年4月25日（木曜日）から5月23日（木曜日） 開庁時間　午前8時30から午後5時15分

　※土曜日・日曜日・祝日は閉庁

　展示解説　5月1日、5月10日　10時からと13時から（各30分予約不要）

■久留里城址資料館（二階展示室）君津市久留里字内山

　令和6年5月25日(土曜日)から7月15日(月曜日・祝日)　開館時間　午前9時から午後4時30分

　※月曜日は休館　7月15日は開館

二五穴とは？

用水路の導水路部分を幅二尺、高さ五尺の トンネルで構成する用水路です。トンネル部分は断続的に続き、長いものは10キロメートルに及びます。平山用水はその初期の例です（1833年着工）。トンネル主体の用水路の形態には、三重県のマンボなどがあるものの、全国的に珍しく、小櫃川上流域など房総丘陵に集中する二五穴は、その数・長さ・耐久性などで特筆される用水です。

  ※二五穴の多くは現在も使用されており、通常は、関係者以外が内部に立ち入ることはできません。

君津市では、ほかにも水や大地をユニークに利用してきた例があります。詳しくはこちらのページ「4　水のひみつ（後編）」をご覧ください。