君津インターチェンジから5分程の八重原地区には県指定史跡の九十九坊廃寺阯、鐘ケ淵、道祖神裏古墳、市指定文化財の八雲神社本殿など多くの歴史的文化的遺産が点在しています。
八重原歴史遺産を巡る遊歩道は南子安金井崎遺跡の跡地である八重原公民館から三直の車地蔵までの14ヶ所を巡る片道約4kmの歴史の道です。遊歩道の中間には総面積13haに及ぶ内みのわ運動公園もあり四季によって移り変わる美しい自然を楽しむ行程となる事と思います。この遊歩道は君津市の次世代に伝えたい20世紀遺産に指定されています。ぜひ君津の歴史の道を歩いてみてください。
出発地となる八重原公民館
公民館前の遊歩道案内図
公民館から1分程にある案内板
県指定史跡 九十九坊廃寺跡阯
九十九坊廃寺跡阯は7世紀末の白鳳時代に建てられた寺の跡地と言われており、出土品の一部が公民館に展示されています。公民館は祝日・年末年始は休館となっております。
県指定史跡 鐘ケ淵
鐘ケ淵の石造仏
伝説では九十九坊廃寺の梵鐘がこの池に沈んだと言われており、念仏を唱えると水が湧きあがる感応水の信仰や池の魚を取ると木の葉となり、鰻を取ると蛇になるという不殺生の教えが伝えられています。 池畔には厳島神社と弁財天の小堂があり、共に水の信仰により勧請されたものと伝えられています。
内みのわ運動公園庭園
鐘ケ淵に隣接するこの公園の各所には休憩できるベンチが設置されており、庭園や芝生の広場などもあります。 ここでちょっと一休み。
道筋の各所には石仏が安置されており、また、各所に遊歩道の案内板も設置されております。
行人塚
案内板に沿って道を歩き3分程で林道に入ります。林道では左の道を進み、途中の脇道を右に入った所に、30基ほどの行人塚があります。 この行人塚は出羽三山修験の行者達の墓標と言われており、 貞享4年(1687)から明治3年(1870)までの180年間に渡って築かれたものと伝えられております。全国的にも珍しい文化遺産の一つです。
県指定史跡 道祖神裏古墳
白旗橋を渡り、福祉作業所近くに位置する道祖神裏古墳は全長56メートル、前方部幅15m、後方部幅34m、に及ぶ前方後方墳で、4世紀頃の築造と考えられており、小糸川下流域最古の古墳であると言われています。
塞(さい)神社
三段の石垣を見上げるように建てられたこの塞神社は道祖神でもあり、道行く人を災いから守る神様をおまつりしています。源頼朝がこの神社で戦勝を祈願したとも伝えられています。
八雲神社参道
八雲神社
七福神
遊歩道後半、三直城跡、三直貝塚を経てさらに歩を進めると、杉の立ち並ぶ参道に朱色の鳥居が鮮やかに立つ姿が見えます。境内は市の指定保存樹木の樹齢700年の八雲杉をはじめ多くの巨木に囲まれ、七福神や龍などの数多くの彫刻が保存されています。この八雲神社と周辺地は、遊歩道後半を飾る大変美しい場所です。
車地蔵
ここで歴史の旅は終点となります。
徒歩でこの工程を歩むと半日から1日がかりのなかなかの運動となります。晴れた日にぜひこの歴史を巡る遊歩道の旅をお楽しみください。
住所 | 君津市南子安から君津市三直まで 地図を表示する<外部リンク> |
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問い合わせ電話 | なし |
HPリンク | なし |
電車 | JR内房線 君津駅下車 南口 |
バス | 君津市コミュニティバス小糸川循環線 外回り 市民体育館バス停下車 |
車 | 君津ICより92号線君津市街地方面、内みのわ経由、八重原公民館。 所要時間5から10分程度 |
もより駐車場 | 八重原公民館駐車場20台程度 内みのわ運動公園駐車場260台 (八重原公民館まで徒歩約10分) いずれも駐車無料 |
大型バス対応 | ○ (内みのわ運動公園駐車場) |
バリアフリー対応 | なし |
英語対応 | 不可 |
備考 | 八重原歴史の道コース 全行程約4km
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