石射太郎～高宕山

房総を代表する高宕山から石射太郎山までの道筋と高宕山山頂からの眺望は、共に千葉県の眺望百景に登録されております。豊かな自然環境を残した登山道は関東ふれあいの道ハイキングコースとしても親しまれています。

石射太郎山

 
石射太郎という名称について面白い由来があります。
昔、ある巨人が高宕山北方の高い山の上にある大きな石に向かって、鹿野山から矢を射ったところ、石は遥か南方の谷間まで射とばされました。その時に巨人の口から出た「石射太郎」という言葉から名付けられたという伝説があり、現地には伝説の書かれた立て札が立てられています。
　

石射太郎山の登り道では、かつて石切り場が設けられていたなごりの石壁を目にすることが出来ます。

石射太郎山頂から高宕山頂までは関東ふれあいの道のルートが繋がっており、45分程度の道のりです。
高宕山山頂は自然の岩から造形された周囲3m四方ほどの岩場となっており、周囲の山並みや石射太郎山を見渡すことが出来ます。

高宕山山頂
　
 
山頂付近には高宕観音が建てられており、奇岩に囲まれた観音堂や石塔の見事な姿からは、かつての修験道の修行の厳しさを垣間見ることが出来ます。