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6月は湿気が多くなりジメジメとした、曇りや雨の日が多く、すっきりしない日が続きますが、一方で、雨に濡れる木々、草花、紫陽花などが美しい季節です。
また、市内各所でホタルが元気に舞い始める季節でもあります。初夏の風物詩ともいえるホタルは一時市内でも見かけることが少なくなり、寂しくもありましたが、市内団体の皆様のご活動により水と緑に恵まれた君津のホタルの姿を楽しめるようになってまいりました。皆さんそれぞれの梅雨ならではの楽しみ方をぜひ、探してみてください。
さて、今月は「土砂災害防止月間」です。梅雨期の継続的な雨で地盤が緩むと土砂災害の発生リスクが高まります。特に近年は気候変動に伴う集中豪雨や線状降水帯の発生によって、日本各地で甚大な土砂災害が頻発しています。
土砂災害はいつ発生するか予測することが難しく、発生すると一瞬で大きな被害をもたらす災害です。防災グッズの準備、ハザードマップ等で警戒区域や避難所の確認、気象情報や避難情報の収集など、日ごろの備えと早めの避難を心がけるようお願いします。
また、6月30日(月)午後2時30分から生涯学習交流センターにおいて福島県相馬市の立谷秀清市長による防災講演会を開催します。「大規模災害時の行政の務めと責任」というテーマで東日本大震災の際、甚大な被害を受けた相馬市で陣頭指揮を行った立谷市長の貴重な体験を聴くことができる講演会です。事前の申込は不要となっておりますのでぜひ、講演会にお越しいただき、改めて防災について考えてみてはいかがでしょうか。
君津市長 石井宏子