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「犬と人が、もっと心地よく暮らすための講座」を開催しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年3月5日更新

犬と人が、もっと心地よく暮らすためのヒントを学びました

今回の講座をきっかけに、「お花見お散歩会」を開催します!
詳細はこちら!

2026年2月28日、小櫃公民館にて
「犬と人が、もっと心地よく暮らすための講座」を開催しました。
講師には、犬の保護や里親さがしの活動を続けている
NPO法人「ワンコのさとten」代表・鳥澤裕美さんをお迎えしました。

  チラシの画像データ 表

 命を預かるということ

講座ではまず、「犬を飼うということは、その命の最期まで責任を持つこと」という大切な視点が示されました。

犬の一生はおよそ12〜15年。
その時間を健やかに、安心して過ごせるようにするためには、感情だけでなく、正しい知識と備えが必要です。

単に“かわいがる”のではなく、犬の福祉を考えながら向き合うことの大切さを学びました。

 動物福祉という考え方

今回の講座では、「動物福祉(アニマルウェルビーイング)」という考え方も紹介されました。
これは、犬が身体的にも精神的にも快適で、安心して過ごせる状態を大切にするという考え方です。

具体的には、
・清潔な水と適切な食事
・快適な温度や安全な住環境
・予防医療と早期発見
・犬らしい行動ができる環境づくり
・恐怖や不安を与えない関わり方

といった「5つの自由」が示され、日々の暮らしを見直す視点を学びました。

暮らしの中でできる工夫

日常生活の中で実践できる具体的な内容も、詳しく紹介されました。

日々の健康管理と予防

まず、健康管理については、毎日全身を触ることで、しこりや熱感などの小さな変化に気づくことの大切さが伝えられました。
「触ること」が、早期発見につながる第一歩になります。

また、避妊・去勢手術は繁殖制限だけでなく、将来的な病気の予防という側面もあることが説明されました。
さらに、毎年のワクチン接種についても、抗体検査によって体内に十分な免疫が残っているかを確認するという選択肢があることが紹介されました。
犬の体への負担を考え、かかりつけ医と相談しながら判断することが大切であるとのことでした。

安全のための装着と対策

安全対策では、首輪やハーネスの正しい測り方も具体的に解説されました。
首輪は、耳の後ろの「頭蓋骨のくぼみ」の位置で指が1本入る程度に装着することが抜け防止につながります。
ハーネスは、脇の下にぴったり合わせて調整することが望ましいと説明がありました。
犬は後ずさりをして抜こうとするため、装着位置がとても重要であることを学びました。

あわせて紹介されたのが「ダブルリード」です。
首輪とハーネスの両方にリードをつなぐことで、万が一どちらかが外れても逸走を防ぐことができます。
交通事故や思わぬトラブルを防ぐための、シンプルで有効な安全対策として提案されました。

安心できる住環境づくり

住環境については、ケージやサークルの役割も改めて説明されました。
ケージは「閉じ込める場所」ではなく、犬にとって安心できる“巣”のような空間です。

暗く落ち着ける場所を用意することで、犬は自ら安心できる居場所を持つことができます。
また、留守番時の誤飲や感電事故を防ぐための安全確保の場としても重要であることが伝えられました。

 迷子を防ぐために

迷子対策についても具体的な話がありました。
現在はマイクロチップの装着が義務化されていますが、読み取りには専用の機器が必要です。
動物病院や警察では読み取ることができるため、迷子犬を見かけた場合にはその可能性を思い出してほしいとのことでした。

一方で、すぐに目に見える迷子札は、一般の方が保護した際にすぐ連絡につながる有効な手段であることも強調されました。

災害への備え

チラシ画像データ 裏

災害時の現実についても具体的なお話がありました。
避難所では、ペットは人と同じ空間で過ごせない場合もあります。
そのため、
・1週間分のフードや水の備蓄
・クレート(持ち運びができる箱型ハウス)に慣れておくトレーニング
・視認性の高い迷子札の装着

など、日頃からの準備の大切さが伝えられました。
“特別なこと”ではなく、日々の暮らしの延長として備えることが重要であると学びました。

老犬との向き合い方

講座では、老犬介護についても触れられました。
夜鳴きや認知症への対応、飼い主が無理をしすぎないこと、
専門家やサービスを活用することの大切さなど、
現実的であたたかいアドバイスが紹介されました。

「犬は愛情を食べて生きている」という言葉も印象的でした。
その愛情とは、感情だけでなく、
時間や手間をかけて向き合う具体的な行動であることを改めて考える機会となりました。

おわりに

講座のはじめには参加者同士の自己紹介を行い、講師のお話のあとは、おしゃべりタイムを設けました。
それぞれの犬との暮らしや思いが共有され、あたたかな交流の時間となりました。

犬と暮らすことは、喜びと同時に責任を伴います。しかし、正しい知識を学び、日々の暮らしを少し整えることで、その時間はより豊かで、心地よいものになります。

本講座が、愛犬との毎日をあらためて見つめ直すきっかけとなっていれば幸いです。

 

講座をきっかけに、3月29日にお花見お散歩会を開催します。
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