令和5年度 八重原こども体験教室(八重原公民館)
令和5年度八重原こども体験教室の様子を紹介します
八重原地区内の小学生(八重原・南子安・北子安・外箕輪小)を対象にした、普段体験できないさまざまな体験を通して、発見する楽しさを学んだり、子どもたちの好奇心を育て、自ら考え行動する力を養うことを目的とした教室です。
夏秋の巻(7〜10月)4回と冬春の巻(12〜2月)3回の実施を予定しています。
冬春の巻 第3回 廃油石けんを作ろう!
日にち:2月17日(土曜日)
最終回となる今回は、家庭から出た揚げ物油などの廃油を使って、石けんを作りました。
まずは、ペットボトルに水酸化ナトリウムと水を入れて、ゆっくり混ぜます。
薬品と反応して水がだんだん温かくなってくると、子どもたちも「なんか熱くなってきた〜!」と興味津々な様子。
次に、廃油を追加し、とろみがでるまで一生懸命ペットボトルを振ります。
「これでどう?まだ?」と何回も確認しながら、ひたすら頑張って振り続け、とろみが出てくると、石けんに一歩近づいたことを実感した様子でした。
1週間くらいして少し固まったら、ふたを開け、更に1〜2か月ほど熟成させ、石けんの完成となります。
泥汚れや皮脂汚れがよく落ちると評判の廃油石けん。ぜひおうちで使ってみてくださいね。
冬春の巻 第2回 お菓子を作ろう!
日にち:1月21日(日曜日)
今回は、直井先生のほかに木更津社会館土曜学校講師の堀切まり子さんを先生にお迎えして、みんなで梅ヶ枝餅とくずもちを作りました。
まずは、梅ヶ枝餅作りから取りかかります。
白玉粉とお豆腐を混ぜて生地を作り、あんこを包んで、フライパンで焼きます。
梅ヶ枝餅が焼きあがったら、次はお茶の淹れ方を実演していただきました。急須を使って、茶葉から淹れるお茶に、意外にも「おいしい!」という声が多く、お茶のおいしさを実感することができたようでした。
午後からは、くずもち作りに挑戦しました。くず粉は使用せず、片栗粉、砂糖、水をかき混ぜながら火にかけると、あっという間にくずもちのできあがりです。本当は冷やしてから食べるのですが、子どもたちは待ちきれず、出来立てのくずもちに、きな粉やあんこをつけておいしそうに食べていました。
材料が余っていたので、「もっと作りたい!」と言った班は、2回目のくずもち作りに挑戦。
直井先生と手作りマヨネーズに挑戦した子たちもいました。
たくさん作って、たくさん食べて、身も心もお腹いっぱいの一日となりました!
冬春の巻 第1回 焚き火と炭焼き
日にち:12月10日(日曜日)
八重原こども体験教室、冬春の巻がスタートしました!
開校式の後、班ごとに炭焼きの準備をしました。缶の中に松ぼっくりや木の実、お花、れんこん、オクラ、みかんなど炭焼きにしたいものを並べていきます。
準備ができたら、場所を移動して、直井先生から焚き火のやり方を教わりました。
班ごとにかまどを作り、マッチを使ってスギの葉に火をつけ、竹、小枝、薪と順番に燃やしていきます。火が大きくなったところで、炭焼きの缶を乗せ、火の番をしながら様子を見ます。
合間に焼きいもの準備をしました。さつまいもを洗い、濡らした新聞紙とアルミホイルを巻きます。
火が落ち着き、熾火になったら、準備したさつまいもを入れます。
炭焼き、焼きいもが出来上がるのを待っている間に、竹でっぽう作りも行いました。
濡らして丸めた新聞紙の玉を入れて飛ばすと、「ポンッ!」といい音を出して飛んでいき、子どもたちも楽しそうでした。
午後になると、いよいよ炭焼きと焼きいもが出来上がりました。
炭焼きの缶は、冷めるのを待ってから班ごとに中身を確認しました。水分の多いものは、うまく炭にならなかったものもありましたが、概ねきれいに形を保って炭になっていました。
焼きいもも、甘くできあがり、子どもたちに好評でした。
最後に、できた炭を竹の器に並べて、お持ち帰りとしました。
炭には脱臭、調湿効果もあるので、ぜひお家に飾ってみてください。
夏秋の巻 第4回 海のお宝で工作
日にち:10月8日(日曜日)
前回海で拾った漂着物を使って、工作をしました。
貝殻、流木、石、ボール、ガラスびん、人形など、さまざまな漂着物がありました!
公民館で用意した木の板やビーズなどの装飾品も使って、自分の作りたいものを作っていきます。
お昼ごはんを食べてすぐ、作業の続きをしている子の姿もありました。気がつけばお昼休憩が終わるまでに、全員作業にとりかかっていました!そんな子どもたちの力作を一部ご紹介します。
最後に直井先生から3名に「直井賞」、1名に「特別賞」として、直井先生手作りの素敵な賞品が贈られました。
最後に子どもたちにお願いしたアンケートには、「楽しかった」と書いてくれた子がたくさんいました。
今回で八重原こども体験教室夏秋の巻は終了となりますが、12月から冬春の巻が始まりますので、ぜひご参加をお待ちしています!
夏秋の巻 第3回 ビーチコーミングに出かけよう!
日にち:9月24日(日曜日)
今回は、浜辺に流れ着く貝殻や流木などの海のお宝を探しに、バスに乗って上総湊港海浜公園へ出かけました。
公園に到着後、まずは磯のほうへ向かいました。直井先生を先頭に、ごつごつした岩を慎重に歩きながら、思い思いにお宝を拾い進みました。途中、カニがいたり、立派な地層が見える崖がそびえ立っていたりして、お宝以外の発見もたくさんありました。
午後からは、砂浜のほうを散策しました。こちらのほうには、植物もたくさんあり、子どもたちが観察している姿も見られました。
海には、貝殻や流木、人工物などさまざまなものが流れ着いていました。中には、瓶の中に手紙を入れた「ボトルメール」を拾った子もいました。次回は、拾ったお宝を使って工作をします。どんな作品ができるのか楽しみですね。
夏秋の巻 第2回 生き物を実物大に描く!
日にち:8月20日(日曜日)
今回から木更津社会館土曜学校講師の直井洋司さんを先生にお迎えしました。
直井先生からのお話の後、作業開始です。
まず、2班に分かれて描きたい生き物を選びます。恐竜や海の生き物、動物などの図鑑を見ながら、班ごとに相談です。
話し合いの結果、リュウグウノツカイとホホジロザメを描くことに決まりました。偶然にも2班とも海の生き物でした。
次は、ワークシートを使って、本当の大きさを計算します。難しい計算は、高学年のお兄さん、お姉さんが頼りです。計算している間に、他のみんなで模造紙を貼りあわせて、絵を描くために必要なサイズにし、絵が描きやすいように50センチ間隔の線を引いていきます。
次に薄い青色で大まかに下絵を描いていきます。ここまできたらあと一息です。
図鑑をよく見ながら、色を塗っていきます。最初はうすーく塗って、どんどん色を重ねていきます。「これじゃ薄いかな?濃いかな?」と色の調整が難しそうでしたが、やっていくうちに慣れた様子で色塗りを楽しんでいました。
そしてついに大作の完成です!実物のリュウグウノツカイは体長約5.5メートル、ホホジロザメは約6メートルです。
実物の大きさを感じることができたでしょうか?
夏秋の巻 第1回 開校式・ペットボトルロケットを作ろう!
日にち:7月22日(土曜日)
開校式で、青少年相談員等のスタッフ紹介のあと、夏秋の巻プログラムと注意事項について説明し、班ごとに自己紹介をしました。
その後、早速ペットボトルロケットの製作に取りかかりました。
牛乳パックを切ったり、カッターを使って、ペットボトルに切れ込みを入れたりする作業は、少し難しかったかもしれませんが、みんな真剣に取り組んでいました。
それぞれのパーツができあがったら、ビニールテープを使って、ロケットを組み立てていきます。「何色にしようかな?」と悩んでいたり、あいている所に絵を描いていたり、みんな楽しそうにロケット作りをしていました。
子どもたちそれぞれの自分らしさが出た素敵なロケットが完成しました。
お昼を食べた後は、外に出てロケットの打ち上げです。
班ごとに順番にロケットを飛ばしました。距離はさまざまでしたが、どのロケットもよく飛んでいました。想定していたよりも長距離飛んだロケットが多かったように思います。
ロケットが飛ぶと、「わぁ〜!」という子どもたちの歓声があがっていました。
ロケットの打ち上げが終わった後は、子どもたちが待ちに待ったかき氷です。
外はとても暑かったので、冷たい氷がとてもおいしそうでした。
最後に、子どもたちには秘密にしていたのですが、ロケットの飛距離が1〜3位の子たちと、デザインが素敵だった3名を表彰して、今回の教室は終了となりました。
ロケットはどうして飛ぶのか、もっと飛ばすにはどうしたらよいのかなど、お家で研究してみるのも良いかもしれませんね。