地元小櫃診療所の所長による「地域医療講演会」を開催しました
地域医療講演会で一人ひとりの生き方を見つめ直しました
令和2年11月26日(木曜日)、28名の方にご参加いただき、小櫃診療所の望月崇紘所長による「地域医療講演会・その人らしく生きつづけるために」を開催しました。
令和2年度地域医療講演会のチラシ [PDFファイル/360KB]
人生会議とは
「人生会議」とは、厚生労働省が普及・啓発を進めるもので、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。
望月先生の講演内容から
- 大切にしていることは何かを考える
- もしもの時のことを話し合う
- 信頼できる人に伝える
- 明日からの生活を考える
上記の4点について、参加者に問いかけながらお話がありました。
人はみな、症状の悪化や認知症になると、これからの治療や介護について自分自身で決め、それを伝えるということができなくなることがあります。
治療や介護に関するあなたの考えをあなたの大切な人と話し合っておくと、もしものときにあなたの考えに沿った治療や介護を受けられる可能性が高いといわれています。
万が一のときに備えて、あなたの大切にしていることや望み、どのような医療や介護を望んでいるかについて、自分自身で考え、あなたの信頼する人たちと話し合っておきましょう。
人生会議は、「プロセス」(過程)が大切であり、例えば、「人生の最期は痛い思いをしたくない」とあなたが考えた場合、なぜそのように考えたのか、という理由を信頼できる人と共有しておくことが重要で、いざというときに代理決定者(あなたの意志を伝え、決定する人)となる人が、あなた自身が望む方向へ人生の最期の迎え方を進めてくれるためです。しっかりと話し合いをしておくことは、あなた自身のためにもになるし、あなたの信頼する人の心の負担を減らすことにもなります。
信頼できる人と話しておいた方がよい内容の一例の紹介がありました。ホームページをご覧の皆様はどのようにお考えになりますでしょうか。
- 長生きへの考え方・治療方針について(延命重視の治療、過度でない治療、ケア重視(苦痛緩和)の治療)
- 様々な治療法について受けたくないもの・してもよいもの(集中治療、人工呼吸器、心肺蘇生、輸血、胃ろう、人工透析…)
もしものとき、終わりの時を中心に話し合いをしてきていますが、そこへたどるまでにできることを一緒に話し合ってこそ、その人らしく生き続けるために大切になってきます。
「生きていく上で大切なこと」、「生きる目標にしていること」を続けていく、達成するために明日からの生活をどのようにしていくべきか、本人・家族・医療ケア提供者でこれからも一緒に考えていきたいと考えています。