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印刷用ページを表示する 掲載日:2017年1月27日更新

資料館概要

  久留里城址資料館は、幾百年のむかしより上総の名城として知られた久留里城の二の丸跡に昭和54年(1979)に開館し、良好に保存された城の遺構と、四季折々の美しさをみせる恵まれた自然環境のなか、城とふるさと君津を知る資料を展示・紹介しています。資料館からおよそ150メートル離れた本丸跡には天守閣が再建され、周辺遺構には理解をうながすための標柱や解説板を設置、自生する植物を身近に鑑賞できるよう遊歩道も整備しています。訪れる人々に歴史と自然の両面について親しんでいただこうと努めています。

久留里城址資料館

  資料館2階の展示室は、「ふるさとの歴史と自然をたずねて」をメインテーマに、「郷土を掘る」・「城と武士」・「信仰と文化」の3部構成になっています。

郷土を掘る

  君津市には、先人たちの残した遺跡が1,000か所以上もあります。このコーナーでは、市内各所の遺跡から発掘調査で出土した石器・土器、木製品などを、写真や地図と合わせて展示し、古代人の生活の一端を紹介しています。地中に眠っている考古遺物は、私たちに遠い祖先のくらしのありさまや文化の様子を教えてくれます。

城と武士

  久留里城の築城伝説をはじめ、戦国時代の里見氏、江戸時代の土屋氏・黒田氏などの歴代城主や、その家臣に関する資料を紹介しています。とくに最もながく城主をつとめた黒田氏については、当時の天守や城主の居館を模型により再現しました。ほかに城郭の絵図や城からの出土遺物、甲冑・刀剣・調度品などを展示し、かつての城と武士の姿をふりかえります。

信仰と文化

  私たちの祖先は、さまざまな生活形態のなかで、多くの文化を創造してきました。市内各地区でも多種多様な信仰と風習が今日に受けつがれています。このコーナーでは、絵馬・神楽道具などを解説し、人々のくらしと信仰とのかかわりについて紹介しています。

久留里城址資料館内観

その他

  屋外には、明治中期に君津地方で考案された掘抜(ほりぬき)井戸の掘削技術を伝える「上総掘り」の足場(櫓)を復元しています。

  江戸時代の学者・政治家として知られる新井白石の銅像が資料館前に建っています。白石は幼少から青年期まで久留里藩主土屋利直(としなお)に仕えており、今日も郷土ゆかりの偉人として顕彰されています。

  資料館西側の絶壁からは、戦国時代の里見氏・北条氏の古戦場や、江戸時代の黒田氏時代の三の丸跡を望むことができます。

「上総掘り」の足場(櫓)など

天守閣概要

  久留里城の本丸跡に建つ天守閣は、資料館に先立って昭和52年(1977)、静岡県の浜松城天守閣をモデルとして建設がはじまり、翌53年3月に竣工しました。天守閣を中心に城山一帯は、春にはサクラ、君津市の花であるミツバツツジ、秋にはカエデ類の紅葉と、四季による彩りの変化を楽しめます。ここから眺望する周辺の山並みは一見の価値があります。

天守閣

日本の古城

  再建された天守閣内では、全国各地に現存する古城を写真パネルで紹介しています。これらの城は明治以降の破却や戦災をのがれて現在に伝わる国宝・重要文化財クラスのものです。ながい歴史を秘めた城郭から、当時の人々の英知を知り、築城に多年の苦労を重ねた庶民への思いを感じながら、わが国特有の造形作品の美しさを味わうことができます。