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イノシシと市街地で遭遇した場合はご注意ください!
市街地に出没したイノシシは危険です
イノシシは本来、人間や犬を怖がる臆病でおとなしい動物です。
イノシシが行動圏内としている山林付近でイノシシと出会っても、普通はイノシシが逃げるので人間が逃げる必要はありませんが、市街地や住宅地に出没した場合や興奮している場合は人間に危害を加える恐れがあります。
イノシシはこのような時に興奮します
イノシシが興奮するのは、例として下記のような「命の危険を感じている時」です。
・市街地や住宅地に出没して、周辺に逃げ込んで身を隠せるような場所(草むら等)がない
・人間からイノシシにとって怖いと思う行動をとられた(追いかけられた、叩かれた、物を投げられた、大きな音を出された、目を合わされた、急に動いた等)
・犬に吠えられた、追いかけられた
興奮したイノシシの特徴
イノシシは興奮している時、遭遇した人間を威嚇しようと下記のような行動をとります。
・毛を逆立てる
・上下のあごを動かし、「カチカチ」と牙を打ち鳴らす
・「フーフー」「シューシュー」等、息を荒げる
・「ブオー」「モー」等、雄叫びを上げる
・後ずさりしながら前足で地面を蹴る(「突進するぞ」というアピール)
・周辺をぐるぐる回る
・周辺をうろうろ歩く
市街地でイノシシと出会った時の安全行動
市街地や住宅地に出没したイノシシと出会った時、興奮している状態のイノシシと出会った時は、下記の行動をとって安全を確保してから、110番に通報してください。
・イノシシの目を見ない
・大声や大きな音を出さない
・背中を見せずにゆっくり後ずさりして、イノシシと距離をとる
・屋内や車の中に避難する(できない場合、ブロック塀や駐車している車等の丈夫な障害物の後ろに避難する)
参考資料
小学生向けにサル・イノシシの注意喚起を行うために作成した資料を掲載します。お子さんへの注意喚起に活用いただくほか、イノシシが興奮している時の特徴を図解しているため、大人の方も是非ご確認ください。
小学生向けサルイノシシ注意講習資料 [PDFファイル/481KB]
千葉県ホームページでもイノシシに出会った際の対処方法を掲載しています。ご確認ください。
イノシシに出会った場合の対応について<外部リンク>