令和3年度大人の学びなおし事業「シニアのためのスマホの検索力UP講座」を実施しました
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年7月5日更新
シニアのためのスマホの検索力UP講座でスマートフォンの活用方法について学習しました
2019年には世帯におけるスマートフォンの保有率が8割を超え、インターネットは、私たちにとってますます身近な存在になっています。同時にこのような中で、情報端末を持たない、持っていても使用できない高齢者も一定数おり、高齢者を中心に情報格差が広がり、社会的な課題として認知されるようになってきています。
今回は、高齢者を対象にスマートフォンの活用方法と正しい知識を学ぶことを目的に講座を実施しました。
検索力UP編
講師:きみぱそくらぶ
新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う定員の制限のため、同様の内容を2日程に分け、6月5日(土曜日)、6月19日(土曜日)に実施し、14名の方が参加しました。
インターネットに関わる基本知識について学んだ後、音声マイクを使った検索の仕方やグーグルマップの活用方法、QRコードの使い方などについて学びました。
消費者トラブル編
講師:相賀 嘉乃氏(全国消費生活相談員協会)
6月12日(土曜日)に、消費者トラブル編の講座を実施しました。8名の方が参加し、消費者トラブル事例について学びました。
講話の内容の一部を紹介します
- 「大量消費社会」という言葉が示すとおり、世の中には、消費活動があふれており、消費者が正しく学ぶことこそ、現代社会の中で重要な意味を持っています。
- 「ネットリテラシー」とは、「インターネットを使いこなす能力」のことです。ネットの利便性や危険性を正しく学び、使いこなせるようになりましょう。
- 2011年から2015年の消費者センターに寄せられた相談件数を10代から80代までにに分けて分析すると、50代から70代までの相談が多く、ネットに関わる被害は、男性ではサイトからの誘導(「支払いをしてください」という画面が固定されてしまう)による被害の相談が多くありました。
- 契約とは、双方の合意によりなされるもので、日常では、商品をレジに持っていき、レジスターに入力されたときに契約が生じています。ネットでは「商品を購入する」のボタンを押した瞬間から契約の処理がはじまります。
- 格安スマホは、大手キャリアに比べ、相談窓口が実店舗ではなく、ネットか電話窓口しかないケースもあるため、値段の比較だけではなく、自身の能力や条件に合わせて選択することが大切です。
- ネットショッピングは、特定商取引法上で「通信販売」にあたり、原則、クーリング・オフ制度は適用されません。購入する際の注意事項として、返品制度があるかなど、よく確認してから買うように心がけることが大切です。