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富士山等の噴火に伴う降灰への備え
令和4年3月に、千葉県は「富士山等の噴火に伴う降灰対策に関する対応指針」を策定しました。火山の噴火に伴う降灰は、皆さんの健康や生活等に大きな影響を及ぼし得るため、地震や風水害への備えと同様に、平時から「自助」としての備えを心がけましょう。
降灰の予測
国の「富士山ハザードマップ検討委員会」の報告書に示された「降灰可能性マップ」によると、富士山山頂で宝永噴火(1707年)と同規模の噴火が発生した場合、本市周辺では2cm程度の火山灰が堆積すると予想されています。
- 富士山ハザードマップ検討委員会(内閣府)<外部リンク>
降灰可能性マップ
出典:富士山ハザードマップ検討委員会報告書(平成16年6月)
健康への影響
火山灰は、呼吸器系、目、皮膚への刺激など、健康への影響をもたらすおそれがあります。
降灰時は、できる限り室内で生活し、やむを得ず外出する場合はマスクをするなどの対策が必要です。
生活への影響
火山灰は、交通インフラや電力・水道・通信等のライフラインの障害、家電製品・情報機器の故障等を引き起こし、日常生活に大きな影響をもたらすおそれがあります。
身を守るための具体的な対策
降灰が予想される状況における対策
- ドアや窓を閉める。
- 湿ったタオルをドアの隙間や通気口に置く。隙間風が入る窓にはテープを貼る。
- 壊れやすい電化製品にカバーをして、周囲の火山灰が完全になくなるまでカバーを外さない。
- 下水道が詰まらないように、雨どいや配水管を排水溝から外す。排水溝も詰まらないように、火山灰と水が地面に流れるような状態にする。
降灰中における対策
- ドアや窓をなるべく開けない。
- パニックに陥らず、冷静に行動する。
- 外出はなるべく控え、帰宅時は、うがい、手洗い、洗顔等を行う。
- マスクやハンカチ、もしくは衣類等で鼻と口を覆う。
- コンタクトレンズは付けない。
- 可能な限り車両の運転は避ける。
関連情報
- 各火山の活動状況(気象庁)<外部リンク>
- 防災科学技術研究所の刊行物(国立研究開発法人防災科学技術研究所)<外部リンク> ※「火山防災研究部門」に掲載されているパンフレットをご覧ください。