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家庭での防災対策

ページID:0001127 更新日:2017年1月27日更新 印刷ページ表示

地震の心得

地震の心得10か条

まず我が身の安全を図れ
なによりも大切なのは命。地震が起きたら、まず第一に身の安全を確保する。

すばやく火の始末~あわてず、さわがず冷静に~
「火を消せ!」とみんなで声をかけ合い、調理器具や暖房器具などの火を確実に消す。

非常脱出口を確保する
とくに鉄筋コンクリートの建物内にいるときは、閉めたままだと建物がゆがみ、出入口が開かなくなることがある。

火が出たらまず消火を

「火事だ!」と大声で叫び、隣近所にも協力を求め初期消火に努める。

外に逃げるときはあわてずに
外に逃げるときは、瓦やガラスなどの落下物に注意し、落ち着いた行動を。

狭い路地、塀ぎわ、がけや川べりに近寄らない
ブロック塀・門柱・自動販売機などは倒れやすいので要注意。

山崩れ、がけ崩れ、津波に注意する
山間部や海岸地帯で地震を感じたら、早めの避難態勢を。

避難は徒歩で、持物は最小限にする
指定された避難場所に徒歩で避難を。車やオートバイは使わない。

みんなが協力しあって応急救護
お年寄りや身体の不自由な人、ケガ人などに声をかけ、みんなで助け合う。

正しい情報をつかみ、余震を恐れるな
うわさやデマに振り回されない。ラジオやテレビで正しい情報を。

家族防災会議を開こう

 いざというとき、家族の一人ひとりがどのように行動すべきか、話し合いの場を持ったことがありますか。災害時の家族の集合場所や連絡方法、非常持出品などについて、家族で防災会議を開いてしっかりと確認しておきましょう。

風水害時の対策

 大雨、強風。あなたの家の風水害対策は万全ですか。
 家の中や周囲をしっかりとチェックしてみましょう。

屋内では・・・

  • 停電に備えて懐中電灯や携帯ラジオの準備を。
  • 避難に備えて貴重品などの非常持出品の準備を。
  • テレビやラジオなどで気象情報をしっかりつかむ。
  • 断水などのおそれもあるので、飲料水を確保しておく。
  • 浸水などのおそれがあるところでは、家財道具や食料品・衣類・寝具などの生活用品を高い場所へ移動。
  • お年寄りや乳幼児、病人などを安全な場所へ。

屋根・・・

  • 瓦のひび・割れ・ずれ・はがれはないか。
  • トタンはめくれ・はがれがないか。

窓ガラス・・・

  • ひび割れ、窓のがたつきはないか。また強風による飛来物などに備えて、外側から板でふさぐなどの処置を。

ベランダ・・・

  • 鉢植えや物干し竿など飛散の危険が高いものは室内へ。

外壁・塀・その他・・・

  • モルタルの壁に亀裂はないか。
  • 板壁に腐りや浮きはないか。
  • ブロック塀にひび割れや破損箇所はないか。
  • 雨どい・雨水ますの掃除はしているか。
  • 側溝にごみや木の葉はたまっていないか。
  • プロパンガスボンベはしっかり固定されているか。

洪水のときは?

 洪水の中を避難する場合、とくに足下には十分に注意を払いましょう。
 子供やお年寄りからは目を離さず、手を引くなどの手助けを忘れずに。

1.はき物

裸足・長靴は禁物。ひもでしめられる運動靴がよい。

2.ロープでつながって

はぐれないようにお互いの体をロープで結んで避難しよう。

3.歩ける深さ

歩ける深さは男性で約70cm、女性で約50cm。水深が腰まであるようなら無理は禁物。

4.足下に注意

水面下にはどんな危険が潜んでいるのかわからない。長い棒を杖がわりにして安全を確認しながら歩くこと。

5.子供やお年寄りを安全に

子供やお年寄りや病人などは背負い、安全を確保する。

火災の心得

 火災が発生したら、すばやく的確な初期消火が要求されます。
 どんな小さな火でも一人で消そうとせず、大声で周囲に協力を求めましょう。

火災発生!初期消火の3原則

1早く知らせる

小さな火事でも一人で消そうとしない。大声で隣近所に助けを求め、ただちに119番通報する。

2早く消火する

出火から3分以内が消火できる限界。消火器や水だけでなく、座布団や毛布などで火をおおうなど、手近のものを活用する。

3早く逃げる

天井に火が回ったら、もう手がつけられない。いさぎよく避難を。避難するときは、延焼を防ぐため、燃えている部屋のドアや窓を閉め、空気を遮断する。

火災からの避難ポイント

  1. 天井に火が燃え移ったときが避難の目安
  2. 避難はお年寄り・子供・病人・障害者を優先
  3. 服装や持ち物にこだわらず、できるだけ早く避難する
  4. ちゅうちょは禁物。炎の中は一気に走り抜ける
  5. 煙の中を逃げるときは、できるだけ姿勢を低くして
  6. いったん逃げ出したら、再び中には戻らない
  7. 逃げ遅れた人がいるときは、近くの消防隊にすぐに知らせる

火元別初期消火方法

油なべ

あわてて水をかけるのは厳禁。消火器がないときは、濡らした大きめのタオルなどを手前からかけ、空気を遮断する。

石油ストーブ

真上から一気に水をかける。石油がこぼれて広がったら、毛布でおおってから水をかけて消火する。

衣類

衣類に火がついたら、転げまわって消す方法も。髪の毛の場合は化繊以外の衣類やタオルなどを頭からかぶる。

風呂場

火勢が強まる危険があるので、すぐに戸を開けるのは禁物。ガスの元栓を閉め、徐々に戸を開けて一気に消火する。

電気製品

いきなり水をかけると感電のおそれが。まずプラグを抜いて(できればブレーカーも切る)消火を。

カーテン・ふすま

カーテンやふすまなどの立ち上がり面に火が燃え広がったらもう余裕はない。引きちぎり、蹴り倒して火元を天井から遠ざけ、その上で消火を。

火災予防

 火災は人災そのもの。火災は日頃から防火意識を持っていれば防げるものです。
 火に対する油断をなくし、慎重に火とつき合うことが肝心です。

火災防止のポイント

1天ぷらを揚げるときは、その場を離れない

  • ガスコンロの周囲や上部に燃えやすいものを置かない。
  • 炎を小さくしてコンロを離れる人がいるが、食用油は350度程度になると自然発火するので、必ず火を止めてからその場を離れる。

2寝たばこ・たばこの投げ捨ては厳禁

  • たばこは決められた場所以外では吸わないようにする。
  • 灰皿は大きめのものを用意し、常に水を入れておく。
  • 火のついたたばこを放置しない。その場を離れるときは完全に火を消してから。

3風の強いときに、たき火をしない

  • たき火をするときは、その場から絶対に離れない。
  • 周囲から燃えやすいものや危険物をかたづける。
  • 水を入れたバケツを必ず準備しておく。

4家のまわりに燃えやすいものを置かない

  • 新聞・雑誌などの燃えやすいものを家の周囲に置かない。
  • 放火の的になることもあるので、ごみは指定された日の朝に出す。
  • 車庫・物置などの戸締まりはしっかりと。

5マッチやライターで子供を遊ばせない

  • 子供の目につくところにマッチやライターを置きっ放しにしない。
  • 日頃から子供に火の正しい使い方や火災のおそろしさをきちんと教える。
  • 花火をするときは必ず大人が付き添う。

6電気器具は正しく使い、たこ足配線はしない

  • 電気器具は使用説明書などをよく読んで、正しい使い方を心がける。
  • 電気器具の使用後は、プラグを抜いておく。 

7ストーブには燃えやすいものを近づけない

  • カーテンの近くにストーブを置かない。
  • 給油は火を消してから行う。
  • 石油ストーブは対震自動消火装置付きのもの意外は使わない。

8寝る前に必ず火元を確かめる

  • 「ガスコンロの元栓」などと点検項目を書いたメモを壁に張り出し、それを見ながら確認していくのも一つの方法。

9お年寄りの部屋は1階に

  • お年寄りや子供、病人などの部屋は避難しやすい1階に。ただし、古い木造住宅の場合は、地震による倒壊の危険性もあるので注意。
  • 万一の場合に備え、枕元やトイレなどに呼び鈴(ホイッスル)を用意する。
  • ガスの元栓や電気器具の差し込みなど、寝る前に家族がお年寄りの部屋を確かめる習慣を。
  • お年寄りを家に残して外出するときは必ず近所に声をかける。

10消火の備えを万全に

  • 各家庭に最低1本は消火器を備える。
  • 簡易型火災警報器を設置して火災をいち早く発見する備えを。
  • 地域の防災訓練には積極的に参加する。
  • 風呂の水のくみおきの習慣をつける。

持ち出し品

 被災地に救援物資が届くまでには3日かかるといわれています。
 非常持出品は、この3日間に必要になるものを厳選しておきます。
 乳幼児やお年寄りなどの家族構成を考慮して、必要なものを もれなく 備えておきましょう。

持ち出し品リスト(例)

  • 貴重品
  • 携帯ラジオ
  • 懐中電灯
  • 緊急連絡先ノート
  • ヘルメット・防災ずきん
  • 応急医薬品
  • 非常食品
  • 飲料水
  • 燃料
  • 生活用水
  • その他の生活用品

避難をするときは

安全に避難するための8か条

  • 避難する前に、もう一度火元を確かめる
  • 荷物は最小限にする
  • 家には避難先や安否情報を記したメモを残す
  • 長袖・長ズボンなどの安全な服を着用し、ヘルメットや防災ずきんで頭を保護する
  • 避難は徒歩で。車やオートバイは厳禁
  • お年寄りや子供の手はしっかりと握る
  • 避難はできるだけ指定された避難場所へ
  • 避難場所へ移動するときは、狭い道・塀ぎわ・川べりなどは避ける