本文
地下室を安全に使用するために
豪雨・洪水の時の地下室は危険です
- 集中豪雨により地下室の水死事故が発生しています。
- 地下室に流れ込んだ水は一瞬にして地下室を水没させます。
- 豪雨時の地下室には入らないこと、すぐに避難することが重要です。
- 地下室の所有者、管理者は日頃から緊急時の避難方法などについて話し合っておきましょう。
浸水の危険があるときは早めに避難しましょう
- これまでに発生した水害の経験から、まちの中に水があふれると、水かさがあがっていく速さは、とても早いことがわかっています。
また、地下室は、外の様子がわかりづらいため、避難が遅れてしまうという危険性があります。 - 地下室を有する建築物の場合、地下室への入口に扉が設けられているものがよく見受けられます。この場合、浸水によって地下室の入口前の狭い前室に非常に短い時間で水が溜まり、ひとたび扉の外が浸水すると内開き外開きにかかわらず、水圧のため扉は大人でも開くことはできなくなります。
- 地下室が浸水した場合、停電等により電気設備機器(照明器具やエレベーター)は使えなくなる可能性が高くなります。また、防火扉・防火シャッターの中には停電で閉まるものがあります。私たちが一般の建築物で使う電気設備は「水没」を想定した構造にはなっていないので、このことをよく理解し、早めに避難することが鉄則となります。