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5月31日は世界禁煙デー 禁煙週間は5月31日から6月6日まで!!
禁煙週間のテーマ
「たばこの健康影響を知ろう!〜たばことCOPDの関係性〜」
令和4年4月1日から成年年齢が引き下げられましたが、喫煙に関する年齢制限は引き続き20歳以上です。
望まない受動喫煙の防止を目的とし、平成30年7月に健康増進法が改正されました。
この改正法により、学校・病院等は令和元年7月1日から原則敷地内禁煙(屋内全面禁煙)となり、飲食店・職場等は令和2年4月1日から原則屋内禁煙が義務づけられました。施設の管理者の方やたばこを吸う方は、望まない受動喫煙が生じないようにルールを守りましょう。
詳細についてはこちらの千葉県ホームページをご覧ください。<外部リンク>
吸う人も吸わない人もたばこの健康影響を知り、自分や家族の健康について考えてみませんか
現在、喫煙マナーを守り決められた場所で非喫煙者に配慮した喫煙を心がけている方も多いと思いますが、たばこに含まれる有害物質や発がん性物質は吸っている本人だけでなく、たばこを吸わない周りの人々の健康にも悪影響を与えます。
「望まない受動喫煙が生じないように」「自分の命を守るために」この機会に禁煙してみませんか?
たばこの煙に境界線はありません!
たばこの煙には、喫煙者が直接吸い込む煙「主流煙」と火のついた先から立ち上る煙「副流煙」に分かれます。
この副流煙には、主流煙に比べてニコチンが3倍、タールが3倍、一酸化炭素が5倍も含まれています。
受動喫煙とは、自らの意思とは関係なく、この副流煙を吸わされることをいいます。
受動喫煙にさらされると様々な健康への影響があります。特に妊婦や子どもが受ける影響は大人以上に深刻です。
乳幼児は自分の意思では受動喫煙を避けることが難しいため、家族・社会全体の協力が必要です。
出典:国立がん研究センター
たばこに含まれる有害物質は
たばこの煙の中には、約5,300種類の化学物質があり、その中には約70種類の発がん性物質が含まれています。その中でも、代表的な有害物質は次の3つです。
ニコチン
依存症を引き起こします。
血管収縮作用により血液の流れを悪くします。
胃酸を多く出させる作用により、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こします。
タール
約40種類の発がん性物質が含まれ、肺がんをはじめとする多くのがんを引き起こします。
一酸化炭素
血管を傷つけ動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。
身体を酸欠状態にするため、スタミナ(持久力)や作業能率が低下します。
受動喫煙による健康への影響
がん
たばこを吸わない人を1とした場合、たばこを吸う人のがんになる危険度は、1.6倍に高まることがわかっています。
たばことがんの関係をもっと詳しく知りたい方へ<外部リンク>
循環器の病気
動脈硬化、高血圧、脳卒中、心筋梗塞など
呼吸器の病気
気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(C O P D<外部リンク>)、喘息など
胃腸の病気
胃潰瘍、十二指腸潰瘍など
その他
糖尿病、歯周病、骨粗しょう症、認知症、白内障など
換気扇の下、ベランダ、玄関先なら吸っても大丈夫?
家庭内で換気扇の下や空気清浄機の近くで喫煙しても、たばこの煙を完全に排気することはできません。また、ベランダや玄関先で喫煙した場合、サッシや窓の隙間から室内に煙が流れ込むため、自宅内だけではなく、近隣の住民への配慮も大切です。
禁煙するとメリットがいっぱい!
- イライラ(たばこストレス)から解放される
- 健康に良い!体力が戻り息切れがしなくなる
- 良く眠れ、朝すっきり起きられる
- 顔が若返る。歯ぐきや唇の色が鮮やかになり、美肌・肌ツヤが戻ってくる
- 味覚・嗅覚が改善し、食べ物が美味しくなる
- 出費(たばこ代)が減る
- 家が汚れない、臭い・カーテンの汚れ・窓のくすみが改善する
- がんや心臓病といった生活習慣病のリスクが減る
- お子さんの身体、知能など様々な成長・発達への悪影響が除ける