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マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)」に注意しましょう

ページID:0031809 更新日:2020年8月17日更新 印刷ページ表示

「日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)」が発生しました

君津市内の85歳の女性が、木更津市内の医療機関に入院後「日本紅斑熱」と診断され、君津保健所に日本紅斑熱(四類感染症)が発生した届が出され、その後に亡くなられたことが判明しました。

千葉県ホームページ<外部リンク>

「日本紅斑熱」とは

  • 日本紅斑熱リケッチアという病原体を保有するマダニに咬まれることで感染し、重症化すると死に至ることもある感染症です。
  • 病原体を保有しているマダニに咬まれることで感染し、人から人へ感染して広がるものではありません。
  • マダニに咬まれてから2日から8日で、高熱、発疹、刺し口(ダニに刺された部分は赤く腫れ、中心部がかさぶたになる)が特徴的な症状です。紅斑は痒くなったり、痛くなったりすることはありません。症状があれば、早めに医療機関を受診することが大切です。

ダニ対策

草むらや藪など、ダニの生息する場所で活動する場合

  1. 長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、なるべく肌の露出を少なくしましょう
  2. 服や靴の素材等は、白っぽい色で滑りやすい素材を選ぶと、ダニが付着しても発見しやすく、またマダニも付着しにくくなります。
  3. 首にかけるタオルや脱いだ上着などは直接地面に置いたり木にかけたりせず、できるだけバッグの中などにしまうようにしましょう。

草むらや藪など、ダニの生息する場所で活動した後は

  1. 服などにダニが付着している可能性があるため、車や家に入る前に服などをはたきましょう。
  2. ダニに咬まれていないか確認してください。

ダニに噛まれたら

放置すると数日間以上吸着して吸血し続けますので、みつけたら早めに取り除くことが肝心です。

吸血中のマダニを無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるので、できるだけ病院(皮膚科)で処置を受けてください。自分で取る場合には、先の細いピンセットを用い、できるだけ皮膚に近い部位でダニをつまみ、つぶさないように注意して取り除きます。取り損ねて一部が残ってしまった場合には、病院で取ってもらってください。

咬まれてからしばらくして(数日から2週間程度)発熱・発疹・消化器症状(下痢など)などの症状が出た場合には、早めに病院を受診し、ダニに咬まれたことを医師に告げてください。日本紅斑熱やつつが虫病には、有効な治療薬があります。

ダニ媒介感染症(厚生労働省)<外部リンク>

マダニ対策、今できること(国立感染症研究所)<外部リンク>