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君津市避難行動要支援者避難支援計画の取組
近年、地震や台風・大雨により、河川の氾濫や土砂崩れなどの自然災害が多く発生し、高齢者や障害者など災害弱者が犠牲となる場合もあり、全国的に地域での避難支援体制(共助)の整備が求められているところです。
本市では、君津市避難行動要支援者避難支援計画(令和3年10月)」を策定し、災害が発生する(した)ときに、一人で避難することが困難で特に支援を要する方を『避難行動要支援者』として特定し、近隣住民の助け合い(共助)により、円滑な避難支援や安否確認を行う体制づくりに取り組んでいます。
この取り組みは、自治会や民生委員児童委員、消防団などの避難支援等関係者の協力のもと、避難行動要支援者のうち、地域への情報提供に同意した方に個別の避難計画書を作成し、「誰が」「誰を」「どう支援するか」を事前に定め、災害に備えるものです。
避難行動要支援者への地域での避難支援には、多くの方が地域支援者として関わっていただく必要がありますので、ご理解とご協力をお願いします。
君津市避難行動要支援者避難支援計画(令和3年10月策定)
避難行動要支援者とは
避難行動要支援者は、自宅で生活されている方のうち、次の1から5にあてはまる者を対象とします。(長期施設入所の方は対象外です)
- 要介護度3以上の認定を受けた者
- 身体障害者手帳1・2級の所持者(肢体不自由・運動機能障害・呼吸器障害・視覚障害・聴覚障害に限る)
- 療育手帳A以上の所持者
- 精神障害者保健福祉手帳1級の所持者
- その他、特に支援が必要な者(著しい認知症、寝たきり等)
避難行動要支援者の特定
毎年度2月1日の介護や障害のデータを基に、避難行動要支援者の要件に該当する方を避難行動要支援者名簿に登録します。
情報提供に関する同意確認と同意者名簿の提供
避難行動要支援者に特定された方のうち、地域へ情報提供することに同意された方を登載した同意者名簿を作成、自治会民生委員児童委員などの避難支援等関係者に名簿情報を提供します。
個別避難計画書の作成
同意者名簿に登載された方には、地域の避難支援等関係者や地域支援者(近隣者など2名)と個別の避難支援計画書を作成し、災害に備えていただきます。
計画書は、危険な箇所に居住されている避難行動要支援者を優先的に作成します。
災害時要援護者避難支援計画(旧計画)は廃止しました。
計画変更の理由
令和元年房総半島台風など近年の気象災害を教訓に、対象者の明確な基準・地域の実状・体制強化を踏まえ、一人で避難することが困難な方(真に支援が必要な方)への支援を充実させるため、計画を改めました。