ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらしの情報 > 子育て > 予防接種 > 4種混合、2種混合の効果と接種方法、副反応

本文

4種混合、2種混合の効果と接種方法、副反応

ページID:0001416 更新日:2017年1月27日更新 印刷ページ表示

4種混合とは

4種混合は、ジフテリア、百日せき、破傷風、急性灰白髄炎(ポリオ)の混合ワクチンです。

ジフテリアとは

ジフテリアは主に菌がのどに感染し、高熱、のどの痛み、犬吠様のせき、嘔吐などの症状が現れ、のどに偽膜という膜が作られ窒息死することがあります。菌の出す毒素によって、神経マヒや心筋障害などを起こすことがあります。

百日せきとは

百日せきは、カゼに似た症状で始まります。その名のとおり咳が主な症状で、熱はでません。顔を真っ赤にして連続的に咳込み、その後急に息を吸い込むので、笛を吹くような音がします。

呼吸器の発達が未熟な乳児では咳で呼吸ができず、チアノーゼやけいれんを起こすことがあります。

肺炎や脳症などの重い合併症を起こし、乳児では死にいたることもあります。

破傷風とは

破傷風は、土の中にいる菌が、傷口から体内に侵入することによって起こる病気です。

目に見えないような傷口からも感染するので、予防接種を受けることがもっとも確実な予防方法です。

感染した場合、菌の出す毒素のために口が開かなくなったり、けいれんを起こしたり、死亡することもあります。

特に千葉県は破傷風の発生が多い県と言われています。

ポリオとは

ポリオは、「小児マヒ」と呼ばれ、30年余り前までは国内でも流行を繰り返していましたが、現在では予防接種の効果により国内での自然感染の報告はありません。

しかし、世界的に見ると一部の国々ではポリオの流行がありますので、完全に安心というわけではありません。

ポリオは、ウイルスが血液を介して脊髄から脳に感染し、マヒ症状などを起こします。マヒが進むと、呼吸困難により死亡することもあります。また、一部の人はマヒが残ります。

対象年齢

生後3か月から7歳6か月未満

接種方法

個別接種になります。協力医療機関で予約のうえ、接種を受けてください。

第1期初回3回を20日から56日の間隔で受けます。(接種した翌日を1日目と数え、最短20日あけて21日目に接種)

第1期追加1期初回3回目を終了後、1年から1年6か月の間に1回受けます。

副反応ついて

注射部位の発赤、腫脹、硬いしこりなどの局所反応が主な症状です。

程度の差はありますが、 回数を重ねると、多く見られる傾向にあります。

副反応として位置づけられていますが、この反応は、免疫がついているから起こる反応です。

特にひじなどをこえて腫れない限りは、特別な処置は必要ありませんが、冷やすと軽快します。

通常高熱は出ませんが、24時間以内に37.5℃以上になった子が、全体の3%から4%みられます。

いずれにしても重篤な反応はありませんが、発熱したり、腕がひじをこえて腫れたり、機嫌が悪くなったりしたら、医師の診察を受けましょう。

2種混合とは

乳幼児は通常4種混合を接種しますが、受ける前に百日せきにかかったことが抗体検査などを行い、明らかな人は、保護者の希望により、二種混合の接種を受けることができます(この場合、ポリオはポリオワクチンのみの接種となります)。

特に希望しない場合や、抗体検査などを行っていない場合は4種混合を接種します。

百日咳にかかったことがあって4種混合を接種した場合、そのために強い副反応が起こったり、副反応の出現頻度が高くなったりすることはありません。

二種混合で接種する場合、接種スケジュールが4種混合の場合と異なりますので健康づくり課にお問い合わせください。

また、小学校6年生になりますと、第2期(追加接種)として二種混合を1回行います。

用語解説:ジフテリア<外部リンク>  破傷風<外部リンク>  ポリオ<外部リンク>  小児マヒ<外部リンク>  肺炎<外部リンク>

※「用語解説」内のリンクは「Weblio辞書<外部リンク>」のページへ移動します。