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救急医療体制を守るために
”適切な時期”に”適切な医療機関”を受診しましょう。
休日や夜間の救急医療機関や大規模な医療機関は、緊急を要する方、入院や専門的な医療を必要とする方のためにあります。
しかしながら、以下のように誤った受診が医療資源を逼迫させており、本来必要な方が適切な医療機関をスムーズに受診できないことが全国的な問題となっています。
- 休日や夜間の救急医療機関※1を「平日の昼に行く時間がないから」「夜間のほうが空いているから」などの理由で、急を要しない軽症で受診する方の増加
- 「何となく大きい病院のほうが安心」という理由で大規模な病院などを受診する方の増加により、入院や専門的な医療を要する方向けの医療機関※2が混雑する
緊急を要する場合以外は、通常の診療時間内に地域の診療所やクリニック(診察券を交付されている医療機関やかかりつけ医など)を受診しましょう。
※1 君津郡市では、君津木更津医師会の協力により、緊急の怪我や病気で受診するための当番医制度を設けております。
※2 医療機関は一次医療機関、二次医療機関、三次医療機関に分類され、それぞれ役割が決まっています。以下をご確認ください。
※出典元:厚生労働省ホームページ
受診をするときは以下のルールを守りましょう
- 通常の診療時間帯に、診療所や病院で受診するよう心掛けましょう。
- 持病のある方は「かかりつけ医」を持ち、休日や夜間具合が悪くなった場合の対処法や受診の目安などを、日頃から「かかりつけ医」に相談しておきましょう。必要な内服薬などは切れることがないようにすることも大切です。
- 急な発症や怪我以外での救急外来の利用は控えてください。
かかりつけ医の考え方については、以下URL(本市ホームページ)をご確認ください。
https://www.city.kimitsu.lg.jp/soshiki/23/49444.html
時間外受診は割増料金がかかります
地域における救急医療体制を確保するため、夜間や休日などの診療には「地域連携夜間・休日診療料」として下記の割増料金が加算されるため、受診時の費用負担が増えます。
○診療時間外割増料金表【一般(6歳以上)】
※上記の金額には健康保険が適用されます。6歳上70歳未満はこの金額の3割を負担します。
※受診者が6歳未満の場合などは加算される金額が異なります。
※緊急性の低い受診によりこのような加算を支払う方が増えることで、ご自身の負担増のみならず、お勤め先や市で加入している健康保険の医療費が増大し、将来の社会保険の運営に悪影響を及ぼす(健康保険料の事業者・個人負担増など)可能性があります。
持続可能な医療体制の維持にご協力をお願いいたします。
夜間や休日の急な体調不良や怪我の際は
急な体調不良や怪我で、救急車を呼ぶべきか迷われた際は、以下の相談窓口にお電話で相談することも可能です。
こども急病電話相談(15歳未満の方)
日時:毎夜間 午後7時〜翌朝6時まで
電話:#8000(つながらない場合は、043-242-9939へ)
救急安心電話相談(15歳以上の方)
日時:平日・土曜日 午後6時〜翌朝6時まで
日曜日・祝日(振替休日を含む)午前9時〜翌朝6時まで
電話:#7119(つながらない場合は、03-6810-1636へ)
セルフケアを心がけましょう。
医療制度上の問題もありますが、病気や怪我などでつらい思いをするのは最終的には自分自身です。
このようなことを避けるために日頃から、
●バランスの良い食事による十分な栄養摂取
●十分な休養
●適度な運動
など、セルフケアを心がけましょう。