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麻しん風しん混合の効果と接種方法、副反応

ページID:0001418 更新日:2017年1月27日更新 印刷ページ表示

麻しんとは

麻しんウイルスの空気感染によって起こります。

感染力が非常に強く、予防接種を受けないと多くの人がかかる病気です。

10日前後の潜伏期の後、「カタル症状(鼻汁、咳、結膜充血、目やに等)」と共に、38℃以上の発熱が見られます。

3日から4日で解熱するかに見えますが、再び高熱となり全身に発疹が現れて高熱は5日前後続きます。

解熱後、発疹は次第に消失しますが、色素沈着が残ります。

発疹が現れる前より、「コップリック班(周りが赤く、中心が白い口腔粘膜に出来る粘膜疹)」と呼ばれる粘膜疹が頬の内側に認められます。

麻しんウイルスの感染により、免疫機能低下を来たすため、二次感染による肺炎、中耳炎、脳炎を起こすことがあります。また、麻しんによる死亡例は報告されています。

風しんとは

風しんウイルスの飛まつ感染によって起こります。

軽い風邪症状ではじまり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹を主症状とします。

発疹も熱も3日間位で治るので「三日ばしか」と呼ばれることがあります。症状は比較的軽く、予後は一般的に良好ですが、合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。

また、大人が罹患すると、重症化しやすいといわれています。

さらに、妊娠初期に風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群と呼ばれる病気により、心臓病、白内障、聴力障害などの障害を持った児が生まれる可能性が高くなります。

対象年齢

第1期

1歳以上2歳未満

第2期

5歳以上7歳未満の児(小学校に入学する1年前の年度中)

接種方法

協力医療機関で予約のうえ、接種を受けてください。

1期、2期とそれぞれ1回ずつ行います。

副反応について

このワクチンは弱毒生ワクチンです。

接種後体内でウイルスが増加して免疫を作るため、発熱や発しんなど麻しんや風しんに似た症状が現れます。

接種後30日以内4日から12日以内が最も高い頻度で出現)に発熱が27.3%、発しんが12.2%に出現します。

このうち、38.1℃以上の発熱が17.6%、39.1度以上の発熱は5.9%です。

その他、鼻汁や咳、注射部位の発赤などの症状が現れることもあります。

注意事項

ガンマグロブリンの注射を受けたことがある人は3か月から6か月たってから、医師の許可を受けて麻しんの予防接種を受けてください。

※ガンマグロブリンは、血液製剤の一種でA型肝炎等の感染症の予防目的や重症の感染症の治療目的で注射することがあります

用語解説:白内障<外部リンク>  脳炎<外部リンク>  血小板減少性紫斑病<外部リンク>  肺炎<外部リンク>  心臓病<外部リンク>

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