令和6年度 小櫃公民館高齢者学級「ほほえみ学級」
令和6年度 小櫃公民館・高齢者学級「ほほえみ学級」
健康的に年齢を重ね、元気に暮らすヒントを、地域のみなさんと一緒に学んでみませんか? 公民館がそのお手伝いをさせていただきます!
第2回 まちづくりふれあい講座から 「長板中形ー松原伸生の伝統と展開ー」 (7月19日 金曜日)
令和5(2023)年10月18日、染色技法の一つ「長板中形」が国の重要無形文化財に指定され、君津市在住の藍染染色作家・松原伸生さんが、その技法の保持者、いわゆる人間国宝に認定されました。市内では初めてのことです。これを受け、令和6・7年限定で「長板中形ー松原伸生の伝統と展開ー」がまちづくりふれあい講座のメニューに加わりました。
早速、 「ほほえみ学級」では、このメニューを取り上げ、講師に久留里城址資料館学芸員の布施慶子さんをお迎えし、講義をお願いしました。講義の時間は休憩等を含め約2時間。松原さんの作品や関連資料も展示していただき、お話の内容もDVDの映像上映を交えた、とてもわかりやすいものでした。担当者も学級生のみなさんも、前のめりで聞き入りましたね。
表面と裏面それぞれに寸分違わず文様をつけてゆく精緻な作業があるかと思えば、力を要する作業もあり、実に様々な工程を経て作品が完成していく様子がよくわかりました。
「伊勢型紙」に使われる柿渋も、布海苔や藍など、工程のなかで使われる材料・素材はほとんどが自然由来。潤沢な水と太陽の力を借りつつ、人間の手わざを加える「長板中形」という染色技法は、自然の人間の両者が協力しあって成り立つ技法なのだな、と感じました。願わくば、この豊かな技術がいつまでも伝承されていきますように。
※写真は広報きみつNo.627号および『令和5年度君津市久留里城址資料館企画展図録 長板中形ー松原伸生の伝統と展開ー』から転載
1回 開級式&レクリエーション 〜ダンボールを使って組み紐づくりに挑戦〜 (6月24日 月曜日)
令和6年度の「ほほえみ学級」は新規学級生が3名加わり、総勢27名でスタートです。
第1回目の本日は、第一部が開級式。石井館長のあいさつのあと、まずは、自己紹介。2つのお題(A:今あなたの一番の楽しみは? B:中・長期的なあなたの目標は?)からひとつ選んでいただき、近況などを絡めてお話していただきました。体重を7キロ減らしたい…アサギマダラ(蝶)が庭に来てくれるように花を植えた…お友達と食事に行くのが何よりの楽しみ…等々。
第二部では、円形に切り抜いたダンボールの「編み板」を使って、組み紐づくりに挑戦しましたよ。まずはお好きな色合いの毛糸(この日用意した毛糸はグラデーションがかかっていて、どんな編み上がりになるか楽しみ)と金具(ナスカン)を選んでいただきまして。毛糸は50センチほどに切ってそれを7本用意します。手順にそって編んでいきますと…あーら不思議、ちゃんと1本の紐に編み上がってゆくではありませんか。完成した紐をナスカンに結ぶと、ちょっとしたアクセサリーになりました。
最初こそみなさん苦戦していたようですが、段々とコツをつかんで「これは手先とアタマの運動にいいね」「家でも挑戦してみようかしら」と、楽しそうでした。また次回も参加してくださいねー。