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日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区の排水に関するお知らせ

ページID:0051089 更新日:2023年8月10日更新 印刷ページ表示

小糸川等における着色水流出事案の現在の状況

令和4年6月19日に、日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区の排水口から着色水が流出し、製鉄所南側の水路から小糸川河口付近まで広がっていることが確認されたことから、県と市では、同社に被害の拡大防止、原因究明、再発防止等について指導を行いました。

また、県は事案発生以降、継続して周辺水域の水質分析を実施してきましたが、約1年間シアンの環境基準超過が確認されておらず、その他の項目についても正常な水質が保たれていることから、令和5年8月8日に同社に対する評価書を公表したことにあわせ、周辺水域の水質分析を終了しました。

このため、製鉄所南側の水路付近(製鉄所東門付近水路から小糸川河口付近)や、小糸川の人見橋より下流で釣った魚を食べないよう、県と市で注意喚起を行ってきましたが、県の水質分析終了とともに注意喚起は終了となりました。

この件の詳細については、同社及び千葉県のホームページに掲載されています。

海側の排水口におけるシアン流出事案の現在の状況

令和4年7月3日、日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区から、6月30日及び7月1日に実施した水質分析の結果、東京湾に面した1か所の排水口にて、シアンの検出が認められたとの報告がありました。
県と市では、同社に被害の拡大防止、原因究明、再発防止等について指導を行い、同社はシアン検出の原因と推定される設備を撤去しました。

上記の報告後、県は継続的に立入検査を行い、水質分析を実施してきましたが、約1年間シアン等の排水基準超過は確認されていないことから、令和5年8月8日に同社に対する評価書を公表したことにあわせ、おおむね週1回実施してきた水質分析を終了しました。

なお、県は今後も立入検査時に排水口の水質分析を適宜実施し、排水基準の遵守状況を確認していくとしています。

この件の詳細については、同社及び千葉県のホームページに掲載されています。

一連の事案に係る報告書等に対する評価書と指導文書の交付

日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区において令和4年6月以降に発生した一連の事案について、同社から報告された原因調査結果や再発防止対策等に対する評価書が、令和5年8月8日に千葉県から同社に交付されるとともに公表されました。

評価書では、各事案の概要、経過、原因及び再発防止対策について記載され、これらに対する有識者からの意見を踏まえ、県は同社からの報告は概ね妥当であると評価し、再発防止対策を計画的かつ適切に履行するよう求めています。

この評価書の交付にあわせて、君津市長、木更津市長、富津市長同席のもと、千葉県知事から、水質汚濁防止法及び環境の保全に関する協定が継続して遵守されるよう、今後同社に求める対策等について文書により指導しました。

この文書では、再発防止対策の確実な履行、施設や設備の維持管理や適切な運用の徹底、法令遵守のための社員教育の徹底、適切な情報共有や対応を図るための体制の構築等の対策と、定期的な進捗状況の報告等を求めています。

今後も引き続き、県及び近隣二市と連携し、情報共有を行いながら、同社が実施する対策の履行状況等を確認し、継続的に指導していきます。

この件の詳細については、千葉県のホームページに掲載されています。

排水系統内の水の放水について

令和5年5月23日に、千葉県及び日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区から同社の排水系統内の水の放水について発表があり、同社は、鋼製タンクに汲み上げた水を個別に水質測定を行ったうえで放水を実施してきました。

7月3日、これまでの放水における水質測定で排水基準を満たしてきたため、7月上旬から水質の安全性を適切に監視しながら、ポンプを使用した連続的な放水に変更すると、同社から公表されました。

なお、千葉県においても連続放水が実施される排水口での水質測定を実施するとのことです。

この件の詳細については、同社及び千葉県のホームページに掲載されています。

排水口における排水基準値超過

令和4年11月7日、日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区から、11月6日午前3時に実施した水質分析の結果、東京湾に面した排水口1か所において、「水質汚濁防止法」で定めるシアンが排水基準値を超過したとの報告がありました。

なお、11月7日に千葉県が立入検査を行い状況を確認しており、12月27日に同社から調査結果について報告がありました。

この件の詳細については、同社及び千葉県のホームページに掲載されています。

排水溝における協定値超過

令和4年10月8日、日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区から、同日午前2時に実施した水質分析の結果、製鉄所内の集塵二次処理排水溝において、「環境の保全に関する協定」で定めるシアンが協定値を超過したとの報告がありました。

同社が高炉の休止作業や排水の停止作業を行ったところ、その後の同排水溝の水質分析においては協定値は満たされており、海側の外部につながる排水口でもシアンの検出は確認されていません。

なお、10月11日に同社から原因についての報告があり、12日に千葉県が立入検査を行い、対応状況について確認しています。

この件の詳細については、同社及び千葉県のホームページに掲載されています。

改善指示等に対する同社からの報告

日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区における一連の事案の発生を受け、同社に対し、令和4年8月25日に君津市長、木更津市長、富津市長同席のもと、千葉県知事が、水質汚濁防止法に基づく報告徴収文書及び環境の保全に関する協定に基づく改善指示文書を交付しました。

これを受け、同社から9月30日に報告書が提出されました。
今後、内容を精査し、県及び関係機関と連携し、対応について協議していきます。

この件の詳細については、同社及び千葉県のホームページに掲載されています。

水質分析結果に関する不適切事案

君津市は、日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区に対し、着色水の流出事案や海側の排水口からのシアン流出事案について、現在もなお、千葉県と連携しながら原因究明調査や再発防止対策の実施について求めています。

このような状況において、同社がこれまでの水質測定データを総点検した結果、当該データ等について不適切な取扱いを行ったとの報告がありました。

市は、引き続き県と連携し、事実関係の確認等を行っていきます。

不適切事案の概要

  • 着色水流出(6月19日 判明)事案及びシアン流出(7月3日 判明)事案に係る自主分析結果について、これまで県等に報告されていた数値よりも高い測定値が別に存在したが、当該値については報告がなされていなかった。
  • 第16排水口における、水質汚濁防止法に基づく自主測定結果について、シアン等の排水基準の超過があったにもかかわらず、その結果が記録されていなかった。
    また、自主管理の一環として実施していた自主測定結果について、シアン等の排水基準の超過があったが、県等への報告がなされていなかった。
  • 県、関係市及び事業者の三者で締結している「環境の保全に関する協定」に基づく排水の水質に関する協定値の超過があったが、再分析による低い測定値のみを記録し、県や関係市に報告していた。

この件の詳細については、同社及び千葉県のホームページに掲載されています。

日本製鉄株式会社および千葉県のホームページ

【日本製鉄株式会社】

君津地区の排水事案への対応について<外部リンク>

【千葉県】

日本製鉄株式会社に係る着色水及びシアン流出事案について<外部リンク>